任意整理にかかる費用の相場
債務整理のひとつである「任意整理」にかかる費用はどのくらいになるのでしょうか。
基本的に債務整理は弁護士や司法書士に依頼しなければ進められません。
依頼した弁護士・司法書士が自分の代わりに金融機関と交渉してくれるのです。
その際にかかる費用について説明します。できるだけ費用を抑えたい人、弁護士・司法書士に依頼しようと思っている人はぜひチェックしてくださいね。
●「着手金」と「報酬金」
任意整理を弁護士・司法書士に依頼する際、着手金と報酬金が必要になるのが一般的です。
どのくらいかかるのかは弁護士・司法書士によって変わるでしょう。
人気のある弁護士・司法書士であればあるほど高くつくことになります。
着手金と報酬金は依頼する際のひとつの目安になるので、ぜひチェックしてみてください。
また、もうひとつかかせないのが「実費」です。
実費は印紙代・切手代・通信費代のような費用が含まれています。
債務整理の中でも比較的1番楽な方法である任意整理はそこまで実費はかからないでしょう。
裁判所を通すこともないので費用はある程度カットできます。法律事務所によって変わってきますが、着手金・報酬金はおよそ30,000円〜、実費は10,000円〜になります。
●金融機関の数によって変わる
ぜひ知っておいてほしいのが、債務整理を行う金融機関の数によって費用も変わることです。
多重債務者は複数の金融機関にお金を借りていることでしょう。
ひとつの金融機関であればひとつだけの費用で済みますが、複数の金融機関から借りている人はいくつ債務整理を行うのかによって費用が異なるので注意してください。
例えば、1社の任意整理はおよそ40,000円かかるとします。
2社であれば60,000円、3社は90,000円、4社は130,000円と数が増えれば増えるほど費用もかかるでしょう。依頼する前にどのくら費用がかかるのか、複数の法律事務所を比較すると相場がわかりやすいですよ。