特定調停のメリット・デメリット

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特定調停のメリット・デメリットについて説明します。
自分の借金状況によって適切な債務整理の方法が異なります。

 

それぞれのメリット・デメリットを把握しておけば自分に合った債務方法が選べるでしょう。
特定調停を考えている人はぜひチェックしてください。

 

●特定調停のメリット

 

特定調停のメリットはたくさんあります。
まず大きいメリットとしては“費用が安い”ことではないでしょうか。

 

弁護士・司法書士に依頼する費用はもちろんですが、ほかの債務整理よりも比較的短時間で手続きができるのでお金はかかりません。誰でも簡単に簡易裁判所に申し立てができますし、申し立てからおよそ1ヶ月で解決できるでしょう。

 

とても短期間で自分の借金が整理できるのは困っている人にとってありがたいことです。

 

債権者と債務者の間は調停委員や依頼した弁護士・司法書士が取り持ち、交渉していくので安心してください。債務整理の中でも簡単に利用できる方法ではないでしょうか。

 

また、手続き中の強制執行も止められるので安心です。

 

●特定調停のデメリット

 

特定調停のデメリットは以上の通りです。

 

簡易裁判所を通して交渉を進めることになるのでどうしてもブラックリストに載ってしまいます。ブラックリストに載ると今後、金融機関がスムーズに利用できなくなったり、記載されている間はクレジットカードも使えなくなるかもしれません。

 

特定調停の成立後、借金が支払えなくなったら給料や財産になるものを差し押さえられる可能性もあります。よって、絶対に支払い続けられる内容かどうか確認しなければなりません。

 

また、裁判所の調停委員が交渉を進める場合、調停委員によっては債権者側の意見に賛同することもあります。スムーズに交渉が進められず、債権者によっては交渉ができない場合もあるでしょう。

 

このようなデメリットもしっかり把握した上で特定調停を進めてくださいね。